需要が高まる世界のヘルスサイエンス関連企業に投資

ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)

日本の投資家の皆様、こんにちは。ブラックロックのヘルスサイエンス戦略のリード・ポートフォリオ・マネージャーのエリン・シエです。本日は、高齢化や医療技術の発展を背景に成長が続く、世界のヘルスサイエンス株式に投資する「ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド」についてご紹介します。

ヘルスサイエンス・セクターの魅力
ヘルスサイエンス・セクターは伝統的に景気の変動を受けにくく、逆風下でも耐性を示してきました。一方で実は、ヘルスサイエンスは成長産業でもあり、過去20年でEPS(一株当たり純利益)成長率が最も高いセクターのひとつです。ディフェンシブ性と成長性の両方を兼ね備えていることが魅力であると言えます。
このようなヘルスサイエンス・セクターの成長を後押しするのは、長期的には高齢化や医療技術革新、短期的には新薬の開発など、いくつかの注目テーマが挙げられます。
こういった注目テーマには、足元注目を集めているGLP-1受容体作動薬(肥満治療薬)やその他多くの新薬の革新的な医薬品の開発や、コロナ禍後の需要の反動減からヘルスサイエンス・セクターの収益成長が回復し始めている点が挙げられます。こうしたこともありヘルスサイエンスは、2024年において最も収益成長率が高いセクターのひとつです。最後に、ヘルスサイエンスのバリュエーションは、世界の株式市場と比較して依然割安な水準にあります。これらがヘルスサイエンス市場の成長を短期・長期の両面で後押しすると見ています。
ブラックロックは、市場の成長を後押しすると考える5つのメガフォースに注目していますが、そのうちのひとつが人口動態の多様化です。最近発行したレポートでは、人口動態の多様化が生み出す投資機会を考察しました。例えば、高齢化が進むと医療費が増加する傾向にありますが、こういったトレンドはあまり株価に織り込まれていません。我々がヘルスサイエンスを選好する理由のひとつです。

ヘルスサイエンス・セクターで最も注目している投資機会は?
ヘルスサイエンス分野には、注目すべきテーマが数多くあります。例えばGLP-1は、糖尿病や肥満症の治療で最も注目されているテーマです。最新の研究では、心血管疾患や腎臓疾患にも効果がある可能性が示され、非常に大きな市場に成長すると思われます。強い需要を見込んで、製薬会社は薬の供給量を拡大しようとしています。さらに経口版GLP-1や、より効果的で副作用の少ない第2世代薬の臨床試験が進行中です。GLP-1は今後数年間、大きな投資テーマであり続けるでしょう。私たちは、この機会を捉えるため、関連銘柄もファンドに組み入れています。
GLP-1の他に、私たちが注目しているのは、がんとアルツハイマー領域です。がん領域では、抗体薬物複合体の分野を選好しており、この分野に強みを持つ銘柄を保有をしています。
アルツハイマー領域では、昨年最初の薬事承認がされました。がんとアルツハイマーの患者数を考えると、このような技術革新は、商業的に大きなインパクトをもたらす可能性があるでしょう。
医療機器サブセクターでは、最小侵襲手術やロボット支援手術、革新的なモニタリングなどの医療機器において、有望な投資機会があります。このような新しい技術革新は、世界中の患者に利益をもたらし、投資家には投資機会をもたらしています。

ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンドと運用チームについて
アルツハイマー領域では、昨年最初の薬事承認がされ、今年後半には2つ目が承認される可能性があります。がんとアルツハイマーの患者数を考えると、このような技術革新は、商業的に大きなインパクトをもたらす可能性があるでしょう。
医療機器サブセクターでは、最小侵襲手術(皮膚切開をできるだけ小さくし、患者の体にかかる負担軽減を目指す手術手法)やロボット支援手術、革新的なモニタリングなどの医療機器において、有望な投資機会があります。このような新しい技術革新は、世界中の患者に利益をもたらし、投資家には投資機会をもたらしています。  

ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンドと運用チームについて
ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンドは、徹底した厳格なボトムアップ・リサーチを行うことで、「医薬品、バイオテクノロジー、医療機器、ヘルスケアサービス」などの幅広いヘルスサイエンス産業における投資機会を選別し、最良の投資機会を追求します。私は当ファンドの運用を13年以上にわたり担当してきましたが、当ファンドは長期的に堅実な実績を上げてきました。
厳格なボトムアップ・リサーチを可能にしているのが当ファンドの運用チームです。運用チームは、生化学、分子医学、内科学などの関連科目で博士号保有者5名、医学博士1名を含む7名の専門家から構成されています。専門分野での高い知識に加え、科学研究と運用において平均19年の経験を持つ非常に経験豊富なチームです。ヘルスサイエンス分野は専門性が強いため、チームは医薬品の背後にある技術的側面を理解し、臨床試験データを研究し、医師とともに実地調査に多くの時間を費やしています。私たちは、チームの高い専門知識と経験を結集し、お客様の投資目的を達成するために日々最善を尽くしています。

2024年の米国大統領選挙から想定されるリスクは?
医療政策は、選挙の際には特に注目が集まるトピックです。私たちは基本的に、今回の大統領選で米国の医療制度に重大な政策変更はないと考えています。2人の候補者は現職と前職の大統領であり、市場は彼らの政策方針をある程度織り込んでいます。加えて、米政権と議会構成により、現行の医療政策を変革することは難しいと思われます。もちろん、医療政策に関連するニュースによって株価が不安定になる可能性はあるので、私たちはそうしたニュースを注視しています。
当ファンドは機動的な運用をするアクティブ・ファンドです。そのため、ポートフォリオの運用においては、政策リスクも含め、様々なリスクを常に意識し、機動的に資産配分を変更しています。例えば、2022年に発効した米国のインフレ抑制法により、一部の薬品はメディケア(米国の公的医療保険)からの価格引き下げ交渉にさらされる可能性がありました。そのため、私たちは製薬会社のメディケアからの収入について分析し、悪影響を受ける可能性のある企業の保有比率を削減しました。一方で、物価上昇などから利益が見込めると判断した産業では、保有比率を増やしました。

日本の投資家の皆様へ一言
ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンドは、様々な企業から構成されるヘルスサイエンス関連企業を徹底的な厳格なボトムアップ・リサーチを通して、投資する産業や銘柄をアクティブに選別し、投資環境に応じて投資対象の資産配分を機動的に変更することで最良の投資機会を追求します。日進月歩の進化が進むヘルスサイエンス産業の成長機会に選別的に投資する当ファンドを日本の投資家様の資産形成にご活用いただければ幸いです。

ヘルスサイエンス・セクターの魅力と投資機会

2024年5月にリード・ファンドマネージャーのエリン・シエが来日し、ヘルスサイエンス・セクターの魅力や注目している投資機会、米国大統領選の影響などを語りました。詳細はこちらの動画をご覧ください。(07:39)

R&I ファンド大賞 2024 『最優秀ファンド賞』を受賞

当ファンドは、格付投資情報センター(R&I)が優れた運用成績を示したファンドを表彰する「R&I ファンド大賞 2024」で賞を獲得した。(投資信託部門/医療・バイオ関連外国株式部門)
R&I ファンド大賞 2024 『最優秀ファンド賞』

 

当ファンド 3つの特徴

01

世界のヘルスサイエンス関連企業に投資

高齢化や医療技術の発展を背景に拡大が続く、世界のヘルスサイエンス関連株式に投資します。

02

環境に応じた資産配分の機動的な変更

多様なヘルスサイエンス産業の動向や企業の分析をし、環境に応じて投資対象を機動的に変更します。

03

高度な専門知識を有する経験豊富なチーム

高い専門性を備えたチームが、徹底した厳格なボトムアップ・リサーチにより最良の投資機会を追求します。

ヘルスサイエンス・セクターの魅力

ヘルスサイエンス・セクターは伝統的に景気の変動を受けにくく、逆風下でも耐性を示してきました。一方で、ヘルスサイエンスは成長産業でもあり、過去20年でEPS(一株当たり純利益)成長率が最も高いセクターのひとつです。ディフェンシブ性(景気動向に業績が左右されにくい性質)と成長性を兼ね備えている点が魅力であると言えます。

「ヘルスサイエンス関連株式の長期的な価格推移(米ドル建て)」+「1株当たり利益(EPS)の推移」

ヘルスサイエンス関連株式の長期的な価格推移(米ドル建て
出所:ブルームバーグのデータを基にブラックロック作成。期間:2001年4月末~2024年3月末時点。月次
※世界株式はMSCI ワールド指数、ヘルスサイエンス関連株はMSCI ワールドヘルスケア・インデックス(それぞれ米ドル建て・税引き後配当込み)を使用しています。なお、いずれの指数も当ファンドのベンチマークではありません。
※上記のグラフは過去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
*1 リスクは期間中のデータを基に算出した標準偏差(年率化)を使用しており、標準偏差の数値が大きいほど変動性(値上がり幅あるいは値下がり幅が大きくなる可能性)が大きいことを示します。
*2 2008年金融危機とは、世界株式が月次で連続して下落した期間で最大であった2008年6月末~11月末までの期間のリターンです。
*3 2020年コロナ危機とは、2020年2月末~3月末までの期間のリターンです。

 

1株当たり利益(EPS)の推移
出所:ブルームバーグのデータを基にブラックロック作成。期間:2001年4月末~2024年3月末時点。月次
※上記のグラフは、2000年3月末を100として指数化しています。
※世界株式はMSCI ワールド指数、ヘルスサイエンス関連株はMSCI ワールドヘルスケア・インデックス(それぞれ米ドル建て・税引き後配当込み)を使用しています。なお、いずれの指数も当ファンドのベンチマークではありません。
※上記のグラフは過去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

主に4つの産業から構成されるヘルスサイエンス関連企業

当ファンドは、徹底した厳格なボトムアップ・リサーチを行うことで、「医薬品、バイオテクノロジー、医療機器・用品、ヘルスケアサービス」などの幅広いヘルスサイエンス産業における投資機会を選別し、最良の投資機会を追求します。
医薬品:化学薬品をベースとした治療法の研究・開発・製造
医薬品
化学薬品をベースとした治療法の研究・開発・製造
バイオテクノロジー:生物学的根拠に基づく治療法の研究・開発・製造
バイオテクノロジー
生物学的根拠に基づく治療法の研究・開発・製造
医療機器・用品:医療機器および装置の製造
医療機器・用品
医療機器および装置の製造
ヘルスケアサービス:健康保険、医療IT、病院、医療サービス
ヘルスケアサービス
健康保険、医療IT、病院、医療サービス

資産配分の機動的な変更

実質的な主要投資対象ファンドにおける各産業への資産配分の推移

出所:ブラックロック。2014年10月末~2024年3月末時点。月次。主要投資対象ファンドのセクター配分。

当ファンドは機動的な運用をするアクティブ・ファンドです。そのため、ポートフォリオの運用においては、政策リスクも含め、様々なリスクを常に意識し、機動的に資産配分を変更しています。
例えば、2022年に発効した米国のインフレ抑制法により、一部の薬品はメディケア(米国の公的医療保険)からの価格引き下げ交渉にさらされる可能性がありました。そのため、私たちは即座に製薬会社のメディケアからの収入について分析し、悪影響を受ける可能性のある企業の保有比率を削減しました。一方で、物価上昇などから利益が見込めると判断した企業は、保有比率を増やしました。

経験豊富な運用チーム

厳格なボトムアップ・リサーチを可能にしているのが当ファンドの運用チームです。
運用チームは、生化学、分子医学、内科学などの関連科目で博士号保有者5名、医学博士1名を含む7名の専門家から構成されています。専門分野での高い知識に加え、科学研究と運用において平均19年の経験を持つ非常に経験豊富なチームです。ヘルスサイエンス分野は専門性が強いため、チームは医薬品の背後にある技術的側面を理解し、臨床試験データを研究し、医師とともに実地調査に多くの時間を費やしています。
私たちは、チームの高い専門知識と経験を結集し、お客様の投資目的を達成するために日々最善を尽くしています

高度な専門知識を有する経験豊富な運用チーム

対象商品

当ファンドの詳しい内容、リスク、費用は商品詳細ページよりご確認いただけます。
※当ファンドのリスク、費用の詳細は、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。
※「成長投資枠」と記載された商品はNISA成長投資枠の対象商品です。
投資信託
ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジあり)
成長投資枠
追加型投信/海外/株式
決算頻度:年2回
投資信託
ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド(為替ヘッジなし)
成長投資枠
追加型投信/海外/株式
決算頻度:年2回

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投資信託に係るリスクについて

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